今日は「可動パーティションを使って窓枠の“さん”の影を写す撮影」にチャレンジしました。
先日ご来店されたお客様から
「窓枠の影を被写体に落とすような撮影がしたいのですが、ストロボで再現できますか?」
というご相談がありました。
「たぶん大丈夫です」とお答えしたものの、自分自身ではまだ試したことがなかったので、少し不安も…。
そこで今日はテスト撮影&検証を実施しました。
■ 撮影セットはこんな感じ
壁 → モデル → 可動パーティション → ストロボ
という並びでセッティングして撮影スタート。

ピンク壁や白壁に寄りかかるようにモデルさんを配置すると、雰囲気のある画が作れそうです。
テスト撮影自体は成功!
ただし作業中に気づいたポイントがいくつかあったので、ノウハウとして共有します。
■ 撮影で注意すべき点
✅ ストロボとパーティションの距離
✅ パーティションと被写体の距離
✅ 被写体と壁の距離
この3つのバランスがうまく取れていないと、「窓の影」なのか「何かの影」なのか分からなくなります。
まずは、
・影の濃さ
・影のサイズ
この2点を事前テストで決めるのが大切。
影の出し方が決まったら、モデルさんに入ってもらいます。
壁に寄りかかってもらう配置が一番簡単で再現性が高そうです。

■ 実際の写りは…
ストロボの光通した可動パーティションの窓枠が、白壁にくっきり。

この状態でモデルさんを立たせると、イメージ通りの影を背景として使えます。
一方で、固定パーティションはすりガラスになっているため影が出ませんでした。
ただの「明るい部屋」のような写りになってしまいます。
テストして初めて分かりましたが、
すりガラスは光が拡散して回り込んでしまい、“さん”の影は出ないんですね。

今後はこの影撮影を応用した作例も発信していきます!
また検証が進んだらレポートしますね。