今更なんですが、箱馬作ってみました。
箱馬というのは、舞台やTV業界ではおなじみの踏み台の事。
先日の撮影で、(モデルさんの身長、高さ合わせの為に)15㎝の人の乗れる台は無いの?とカメラマンスタッフからのご質問あり。
ああ、「箱馬」ねって思ったものの、うちのスタジオにはないんですよね。
このスタジオにあるものというと、(写真の)こんな感じの物なんですが、一番小さい踏み台でも30㎝程度なのでちょっと高すぎるんですよね。
それに全体重をかけると不安になる、今一使えない感じです。
後は、脚立ですが、これは用途が別ですよね。
それで、箱馬を作ろうとは思ってみたんですが、どうも個人的には武骨な箱馬はあまり好きではないんですね。
標準的なむき出しの木のものや、小さなライブ会場などでよくある真っ黒な物では納得いかないというか、スタジオのイメージと合わない。
映り込まない様にすればいいという人もいるでしょうが、なんとなくスタジオのクオリティが落ちてしまう気がする。
箱馬というのは普通は写真の様に上下に開口部がある。
どうせ作るなら、写真や動画に写り込んでも問題ないような感じに真っ白にしたいし、今あるサイコロと組み合わせられるものや、単なるバックヤード用の踏み台ではなく、いい感じの台になるようなものに仕上げたいなと思いまして色々考えてみました。
箱馬は持ち運びの事も考えて上下に穴が開いているのが一般的の様ですが、とりあえず、天板は一枚板になっている方がいいと考えました。
あまり意識していませんでしたが、一般的には、15㎜の板、3×6サブロクベースに縦に120㎜のさく(縦長の板)を7枚切り出してこれを組み合わせて箱を作り、300×450×150㎜にするらしい。
大道具的には上手く考えられていて、歩留まりよし(材料の切れ端、余りができるだけ無いようにする)という事らしいです。
ただ、すでにスタジオには切れ端の12㎜の板や、15㎜の板ももあるので、まずはそれらの板をうまく組み合わせてサイズを合わせてまずは、2個作る事にしました。
それで出来上がった箱馬がこちら
とりあえず人が乗っても大丈夫です。
色々使えると思いますので、ご自由にお使いください。