まずは大工用の「作業台」通称「ペケ台」、のお話から。サイコロ作りと一緒に書いたんですが、長くなるのでまずはこちらから
大工さんの使うペケ台とは
ペケ台は、建設特に内装関係の方には馴染みがある台だと思いますが、私たち素人にとっては何のことだかわからないですよね。
簡単に説明させて頂くと、どこにでも持っていける簡易作業台の事で、写真のような2枚の板を組み合わせてバッテンを作り、必要に応じて、この上に板を乗せて作業台とするものを言います。
大工さんは一番最初の小手調べにこれを作ることも多いらしいです。
考えてみると、普通に売っている机を作業用、木工用の台として使うのはもったいないですよね。
途中で切り込みを入れてしまったり釘を打ち抜いて下に傷つけたりすることも起きてしまうと目も当てられません。
やっぱり色々な作業現場では、傷つけてもいい机は必要になになりますよね。
それで、このスタジオでも施工を始める前に一番最初に作ったものが このペケ台
最初の高さ調整について
一般的には 作業台はもっと低いものが多いようです。
私の場合は腰に持病がありますし、後で高い分には切って調整できることも考えて、サブロクの板を2つに切って足にしています。
あれこれ考えるのも面倒ですので真っ二つなら簡単ですしね。
床に触れる部分はさすがに少し削らないとガタつきの原因になりますので少しだけ削っておきました
ペケ台とソーホースとの違い
はじめは、youtubeなどで大工さんの話を伺って、ペケ台というのは大工さんに必須なのかなと思って作ることにしたんですが、迷ったのはは「ソーホース」という馬台にするのかペケ台にするのかで迷いました。
結局、ペケ台、ソーホースとの違い(利点)は、
-ペケ台は作った後でも、簡単にカットするだけで作業台の高さを変えられる
-ソーホース(馬台)では長尺物、大きい板などを置くと「たわむ」
(長尺といっても私の場合今まで、3×6板や3m程度の棒ぐらいしか使いませんでしたが)
ということで、ペケ台を作ることにしました。
造った後で、実際の内装業者さん、石膏ボード屋さんやペンキ屋さんのお仕事を見させていただき、ペケ台を使っている方にインタビュー、質問させて頂くと
持ち運びが多いので、軽量化、台の板に穴を開けるのは必須
天板無の方が便利な場合も多い(特に石膏ボード屋さん)
との事でした。やっぱりそうなんですね。