白ホリ壁

このビュースタジオ水道橋にも少し大きめの白壁空間作ってみました。

白壁

一般には白ホリというと天井や床がRになっていて人物や撮影対象物が空中に浮いた感じで撮影できるんですが、最近では直角白ホリといってこんな感じの空間も白ホリと呼んだりするんですよね。

元々ホリゾント水平線がない感じというニュアンスだと思うので直角ホリという言葉自体がおかしい感じはするんですがまあ固い事は無しという事でお願いします。

このViewStudio水道橋では白にこだわっているわけではなくて、色々な色や壁紙を用意しようと思ってはいるんですが、先日来られたアパレル系のお客様に「白壁は?」と言われましたので、少し大きめの白壁を作ってみました。

予想していた通りなんですが、やっぱりアパレルの方に好まれるのは、主張があまり強くないべた塗壁や壁紙。
例えば白壁、グレー壁、(先日作ったような)薄ベージュの壁
今後も襖(ふすま)の様な感じで入替可能な壁を作っていこうとは思っているのですが、ベースの裏壁として白壁はあって邪魔になるもんではないという事で作りました。

ここは元々クーラーが張り出していて撮影には高さが足りないと感じていたスタジオの東面の壁です。
昨年のうちにクーラーは少し左に移設して見えないように施工してもらいました。

この面には写真の左側に少し見えているように窓があるんですね。
この窓がかっこよくないので、塞いでしまうかどうか迷っていた空間だったんですが、コロナ対策として少し窓を開けられるように残して壁を施工してみました。

広さはそれなりになりましたので、上手く使っていただければと思います。

横幅3340mm縦2500mm

白壁の床は白のべた塗に仕上げてありますので、極力汚さないでいただけるとありがたいです。

白壁の施工

いつものようにというか、施工風景を、紹介しておきます。
施工から一応の形になるまで3日間といったところです。
まずは入居したときの状態はこんな感じです。

お気づきの通り、まずは上部の空調機器が邪魔だという事で入り口横に移動して頂いた。
普通のクーラーならまだしも業務用なので施工は専門業者さんにお願いしました。
移動した後はこんな感じになります。

見た通り右上部にクーラー配管が残ってしまいました。
業者さんに確認したところ古い配管は曲げると折れるらしいんですよね。
ですから一か八か配管を壁に沿わして右に曲げれば良いところなんですが、折れる事を覚悟しなければなりません。
折れたらフレアラッパかロウ継ぎで配管しなおしになるとは思うんですが問題は、ここを退去して原状復帰するときにはこのフロアから屋上までの配管を多分全部直さないといけなくなると思います。
そうなると結構な金額になりそうですので、決断できなかったんですね。
今考えると方法はあるような気もしますがとりあえず施工はそのまま進めます。
それで数日前から壁の施工開始。
いつものように軽量鉄骨石膏ボードをホームセンターにて調達。
石膏ボード片面張りの場合はランナーの方向ってどっちが正しいの?とか考えつつ。
方向を変えて施工してみました。因みにこのビルのエレベーターでは2.5m以上の長いものは入らないのでランナーは切ってフロアに持ち込み。

そしていつものように床面の歪みに少し悩まされて石膏ボードを施工。

パテ埋めをしていて、だんだん面倒になってきたので、Amazonで安売りしていたでランダムサンダーを購入。
ただ、届く前にやすりがけは終了。
全く何をやっているやら。

壁紙の方がきれいに仕上がるのは知っているんですが、今回はあえて白ペンキです。
床と色を合わせたかったんですよね。
それといずれホントのR付の白ホリ空間をつくってもよいかと思っていたもので。
とりあえず3、4日で施工完了。
上手く使っていただければうれしいです。

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