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白塗り、天井編

白床、白壁、白ホリ、最近流行の白直角ホリなど白を売りにしている撮影スタジオというのは、日々ペンキの白塗り作業が発生するのが常。
このビュースタジオ、水道橋では「白だけ」という訳ではありませんが、この作業が発生するわけです。

因みに今日は天井のこのレールというか、軽量鉄骨(LGS、ライトゲージスタッド)の天井部分の白塗り。

それで出来上がりがこんな感じ。

気づいてはいたんだけど、天井を白塗りしただけでは今一だと思ってはいました。

なんかグレーと黒い鉄棒が沢山吊ってあるね。・・・っという残念な感じ


以前の勤めていた会社でも何度か雑居ビルのワンフロアを借りて、パーティションで区切ったり、レイアウトを考えたりする機会はありました。
ただ、今回は予算と諸事情により自分で大体の施工を終わらせることに。

まずは、このフロアのメイン部の梁の内側全体の天井石膏ボードを落とすところから。バールで天井のボードを落としていきます。

ここの天井はもともと、石膏ボードの吊り天井になっていて、高さは、2500㎜程度でした。
それで、天井石膏ボードを落としてみると天井高は、3000㎜になりました。

撮影スタジオでは、ライトを三脚に立てて傘を付けたり、ソフトボックスと呼ばれる箱状のものを付けたりするので、できるだけ天井が高い方が望ましいんですね。

欲を言えば4000㎜程度あれば、天井が映り込むことやライト類の高さを十分稼げるようになるとは思いますが、このフロアではそこまでは望めません。
元々オフィス賃貸のフロアですからね。

普通は施工会社さんにお願いしてフロアに関する要望だけ伝えるのが普通だと思いますが、今回は自分で天井の施工する事になりました。

元々のこの物件の天井は、こんな感じだったんですね。
ボード落とし中の写真です。

いわゆる吊り天井の構造になっていて、天井から長いボルトで軽量鉄骨をつるして、その下に石膏ボードを打ち付ける感じの構造になっていました。

一旦天井のボルトも全部撤去して、短いボルトを用意して天井に貼りつくようにして、鉄骨を大幅に減らして再度設置、その鉄骨にダクトレール、ベースライト、消防機器(煙探知)等を配置するようにしました。

これで天井高を稼いでかつ天井のコンクリートに穴を空けなくても照明類を吊るせるように考えました。
照明類を変えたり、ダクトレールの場所の移動をしたりするのも簡単ですしね。
天井のコンクリート色がそのままなのは頂けないので、白塗りして施工し続けたんですが、鉄棒部分はそのままでもいいかと思ってそのまま施工しゃっていたんです。
でも塗ってみるとやっぱりきれいになった感じです。

スタジオ全体の写真を撮りなおして、本日の施工終了。


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